図説 水墨で描く美しい風景
塩澤玉聖著 A4変・94頁
新鮮で深い感動をじっくりと水墨画に表現する。用具や運筆に始まり、風景を形づくる樹木や岩、山の描法と、それらの組合せ技法。季節毎の表情の描き分け方や、鈎勒法と没骨法。
加えて、松葉・枝・幹の部分と松の描法を含め、それらを図版で追いながらの前半。
後半は、部分的にスケッチを伴った瀬や滝、湖と海、雪山、中国桂林と黄山、富士山の風景画作品。雄大で神々しい雪山の、浅間、御嶽、乗鞍、斜里岳、野麦峠と、妙高。さらにスイスのアイガー、アラスカのマッキンレーとマウント・ハンター。そして、富士は飽きることなく何回も訪れる。山中湖や大観山をはじめ、三つ峠、忍野、河口湖、精進湖と十国峠から描いた気高く崇高な山容を、縦横の大きな画面で収めた。
やはり基本としては、写生を沢山しようと呼びかける。写生をすれば、風景が語りかけてくれ、その表面だけでなく内面まで触れることができる。そんな水墨画を描く手がかりにしてほしいと願う。
・主な目次 風景のこころ/用具の準備/運筆の効果と表現/
樹木の基本を学ぶ/さまざまな樹木の表情を描く/松の描法/
岩から始まる風景画/スケッチ・ギャラリー/水のある風景/
雪山を描く/桂林と黄山を描く/霊峰・富士を描く
・しおざわ・ぎょくせい。全日本水墨画会会長。聖山会を主宰。
作品が永平寺に収蔵。全日本水墨画展文部大臣賞・東京都知事賞。
山田玉雲に長く師事。1971年から水墨画を学ぶ。
42年茨城県下妻市生まれ。